災害が起こった時、車中泊は便利だが注意点も
避難場所として車の中で過ごすのはプライバシーを守ることができるけど、注意をしなければ危険と隣り合わせです。災害時の車中泊での過ごした方について説明します。
同じ姿勢で長時間いることは避ける
災害が起こると避難所に向かうというイメージがあります。もちろん基本となるわけですが、災害でのストレスもありイライラしている人も当然いますし、子供から大人まで様々な人が集まってきます。
安心なところもありますが、知らない人達と長時間過ごすことは苦痛に変わっていきプライバシーもない状態になりがちです。
そこで車中泊を選ぶことになりますが、女性等は少しでもプライバシーが守られることになります。落ち着ける場所となるわけですが、長時間同じ姿勢になりがちです。
車内の広さによって違いはあるものの、狭い空間で同じ姿勢を続けていると血管内に血栓ができることがあります。
エコノミー症候群と呼ばれていますが、血管が塞がってしまうと心臓まで血液が届かなくなり危険です。この状態で亡くなられる人も多いことから、意識して体制を変えることが大事です。
参考サイト:軽自動車でも車中泊は出来る!?
エンジンは切った方が良い
災害時、季節によってはエンジンを切りたくない場面ももちろんあります。しかし、エンジンを切らずに寝てしまうということは危険に繋がります。
少しでも車内に排気ガスが流れ込んでくる状況になっていると窒息してしまう可能性がでてきます。眠ってしまっていると気付くことはありませんし非常に危険なことです。
車中泊は想定していない人がほとんどでしょうが、特にトイレや寒さ対策をしておくことが重要になってきます。
災害時ですから、エンジンをかけておくだけでもガソリンは減っていきますし、すぐに給油できるかどうかもわかりません。エンジンを切った状態がベストですが、寒い時期であれば一気に気温が下がります。
できるだけ厚着をする必要があります。寒さが命取りになることも多いため毛布等が準備できるようであれば安心です。また、ブレーキはしっかりかけておく必要があります。
参考サイト:車中泊におすすめなグッズ~防犯編~