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マイクロバスの寿命!どのくらいの走行距離まで走れる?

マイクロバスの寿命。どのくらいの走行距離まで走れる?

マイクロバスは車の中でも、最も多く人を乗せる車です。安全性はもちろんのこと、車の中でも耐久性が一番あると言ってもいいでしょう。実際にバスの走行距離と寿命というのは、どれくらいなのでしょうか。見ていきましょう。

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マイクロバスの寿命を決めるのは?

全般的に自動車の平均使用年数、いわゆる車の寿命というのは、自動車業界の技術力や製品の質が向上していることで、年々増加している傾向にあります。

それでも一般車であれば走行距離が10万キロ~15万キロが寿命だと言われています。これくらいになると、エンジンや部品などに何らかのトラブルが生じ始めて、修理をするにも多額のお金がかかるなどの理由で廃車ということになってきます。平均して10年くらいが寿命のようです。

マイクロバスの場合は一般車よりも、こまめな点検と整備がなされていますが、もちろんいつしか寿命はきます。けれど、バスは車体価格も高額ですので、ある程度の修理費がかかっても部品交換をして性能を維持していくものです。では、どういったときに寿命となるのでしょうか。

マイクロバスのエンジンの寿命

マイクロバスが性能を保つためにメンテナンスを繰り返していても、エンジンを構成している部品が壊れた場合には修理が難しくなってきます。

バスに搭載されている国産ディーゼルエンジンの性能は素晴らしく、メンテナンスをしっかりすれば100万キロはもつと言われています。実際に海外などでは100万キロを超える走行距離の日本製のバスが走っています。

しかし、大勢の人を乗せているバスが走行中に故障することは許されませんし、事故につながれば大変なことです。そのため、バス会社の判断によって、「50万キロ走行したら入れ替える」という風に決めている部分があります。

高速走行が少ないとエンジンの負担も軽くなるので、15年~20年が寿命とされます。観光バスなどの場合は1回の走行距離や高速道路での走行もありますので、エンジンの寿命は7年~12年、高速夜行バスなどはさらに寿命が短くて5年~7年ほどです。

安全性と寿命の関係

マイクロバスは都会と地方でも走れる年数が異なってきます。都会におけるディーゼル車の排出ガス規制が厳しくなっており、規制値に適合しない車両は、まだ寿命になっていなくても規制適合車に替えなくてはいけないからです。

けれども、それらの中古バスは地方や海外では現役バスとして走っていることが多いのです。このように、マイクロバスの走行距離と寿命は一概に決めることは出来ません。メンテナンス次第では完全に動かなくなるまでは相当な距離を走ります。

ですから、マイクロバスは安全性を確保できなくなった場合に寿命が終わると言っていいでしょう。その安全性はより細かなメンテナンスで決まってきます。どの車にも言えることですが、所有者の車への愛情も寿命に関係しているかもしれません。

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