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大型免許で乗れる車種

大型免許で乗れる車種

大型自動車と言っても、大きいトラック?というだけではっきりわからないかもしれません。大型にはトラックとバスに別れており、制限の基準もそれぞれ異なります。このあとの項目でトラックやバスについて学んでいきましょう。

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大型自動車の制限について。中型自動車との違いも

俗に大型免許と呼ばれる免許は、正確には「大型自動車第一種免許」と呼びます。車両総重量が11,000kg以上、最大積載量6,500kg以上のトラックが該当します。または乗車定員30人以上の四輪車(バスなど)も該当します。

バスの場合は、回送運転をするのであれば大型一種免許で問題ないですが、乗客を乗せて運転する場合は「大型自動車第二種免許」が必要です。

2007年の法改正で、新しく「中型自動車免許」が登場しました。これにより乗れる車の区分が変わりました。それまでは車両総重量8,000kg以上、最大積載量5,000kg以上が大型免許でしたが、車両総重量8,000~11,000未満や最大積載量5,000~6,500未満の車は中型免許で運転できるのです。

大型自動車第一種免許・トラックの種類について

大型自動車にはトラックなどを動かす「第一種免許」があります。トラックとは、運転席(キャブ)と荷台がつながっているもので、運転席と荷台が切り離せるトレーラーとは違います。大型トラックはその中で一番大きなもので、全長12m以内、前幅2.5m以内と決められています。

大型トラックは「軸」の数(横からみたタイヤの数)で小・中型トラックと見分けがつきます。3軸・4軸であれば大型トラックです。最もオーソドックスなものは、「前輪1軸+後輪2軸」です。トラックやダンプなど幅広く利用されています。

4軸ですが、タイヤの大きさを小さくし、その代わり後ろを2軸で支えていたものを3軸で支えるようにしたものです。これにより荷台を広く使えるので、たくさん荷物を積みたい運送会社で使われています。

大型自動車第二種免許・バスの種類について

乗車定員30人以上のバスで営業運転をする場合には「大型自動車第二種免許」が必要です。第二種とは、乗客を乗せて営業運転するための資格のことです。

バスには、街中をバス停にとまりながら走る「路線バス」タイプと、都市間を走る「高速バス」や「観光バス」タイプがあります。高速バスや観光バスは貸し切りであったり予約をして乗ることを前提としているため、乗客は一人一席用意されています。

また長時間乗車することが想定されるので座席や設備が良いものです。それにひきかえ路線バスは、短時間・短距離の移動を想定しているため一人一席ではなく吊革で立てるようになっています。座席や設備も簡素なことが多いです。

他にも街中の狭い路地を走ることを想定して、高速バスや観光バスより前輪と後輪の幅を短くして曲がり角を曲がりやすくしています。

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